10月 03, 2004

「第六大陸」を読んでみた

「第六大陸」を読んでみた。

以前、本屋で”第35回星雲賞・日本長編部門受賞”と書いてあって積んであったので気にはなっていたが、結局そのときは買わずじまい。
んで後日、表紙のイラストが「プラネテス」の「幸村 誠」さんというのを知り、本屋へ。
1巻、2巻同時に買ってきちゃいました。

さて。あらすじですが。

レジャー企業「エデン・レジャーテイメント社」から、高い技術をもつ建築業者「御鳥羽総合建設」に対して月に結婚式場を建設を依頼したことから始まる。
エデンの会長の孫娘である「桃園寺 妙」と御鳥羽総合建設の建設主任「青峰 走也」を中心にして物語は進行していく。
月面調査、新規ロケットエンジンの開発などを行っていき、着々と月への建築準備を整えていく。
しかし、開発予算の問題、開発途中での事件、NASAなどの先進国との駆け引きなどがありながらも計画が進んでいき、そして結婚式場「第六大陸」の建設が行われていく。

話の中では、青峰が個性的な仲間たちと技術的な問題を解決していくのと、月開発のカリスマ的な存在になっていきながらも、孤独をかかえて悩む妙の姿が描かれていく。
どちらかというと、前半は会社がどのように事業を進めていくのかを中心に、後半は各個人の情景を中心に話が進んでいきます。

んで。感想ですが。

最初は偉大な事業に向けて奮戦するプロジェクトX的なお話かと思ってたんです。(話の章の区切りとかは企画書みたいだし。)
確かに熱血的な上司や、熱く夢を語るような協力者がいるところはそのとおりなんです。
ただ、お金持ちのお嬢さんが月に結婚式場を立てるといってそれを実現していこうとするところとか、天才的な学者がいてすげーロケットつくたりとか、後半、xxxが実はxxxでxxxxxなところは・・・。
そういった意味では、プロジェクトX的な読み物を期待して呼んでみると、ちょっと現実離れしているなーという感じがします。
でも、SF小説ってとこからみると、ハプニングあり、苦悩あり、夢ありと読んでいて、とても面白いと思います。
ロケット・ボーイズとか「プラネテス」とか好きな人には楽しめるんじゃないでしょうか。

月がきれいなこの時期に、ゆったりと読むにはいいと思いますよ。

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