今年は19年ぶりの大雪。
豪雪地帯ではほんとに大変です。
きょうは、ちょいと指向を変えて、いろんな角度から「雪堀」について考えてみました。
ところで、みなさんは「雪堀(ゆきほり)」っていうのはご存知ですかね?
山古志のほうでは雪を屋根から下ろす「雪下ろし」のことを「雪堀」というんです。
それはなぜかって?
下ろすじゃなくて、掘っていくからです。
どんな量かは、2月10日の日記に写真のっけてるんでそっちをみてやってくださいまし。
おろすって感覚じゃないっすよ。ほんと。
ここ数年はたいした雪が降らず、雪堀も一冬で数回ほどでしたが、今年が異常です。
1月下旬からほぼ毎週末になると、雪堀隊を結成して現地に向かってます。
雪堀は大変な重労働と言われていますっていうかほんと大変です。
はんぱでないっすよ。ほんと。
で。
ここでちょいと疑問が。
過酷な重労働といわれていますが、はたしてそれはどれくらいの労働なんだろ?
まぁ漠然と、んなこといわれたってわかりません。
この間、”身近にある単位に合わせてみるとよく分かる”とTVで言ってたんで、やってみるとしますか。
まちがってたら、ごめんなさい。ご指摘ビシバシしてください。(^^;
ということで、ちょっと物理のお勉強。
具体的な量として求めるとすると、以下の公式に当てはまる。(ハズ)
仕事量 = 力の大きさ × 距離
ようは、”どんだけ重いものをどんくらい移動させたか”っつーことですね。
ここで、2月頭に現地入りして山兄Sの家を雪堀してきたときの仕事量というのを求めてみます。
うちの山兄Sの家の場合、建坪が大体50坪位。
こっち(関東)きてみた思ったけど、これって意外と広いのねん。
まぁ、いなかですからね。(^^
で、1坪あたり約3.3㎡。つーことで、面積は
50坪 × 3.3㎡ = 165㎡
これってと同じ位の面積というと、ちょうどバレーボールのコートの大きさ。
165㎡ ≒ (18m × 9m = 162㎡)
屋根の上の積雪量は約1.8m位でした。ということで、屋根の上の雪の体積は
1.8m × 165㎡ = 297㎥
雪の重さはこちらのページに書いてあったのを参考にしてみました。
がっつしとしまっていたんで、間をとって1㎥あたり400kgとします。
そうすると、屋根の上の雪の重さは
297 × 400 = 118800kg → 約112t
この時点で分かりやすい単位としてよくいう元おすもうさんの小錦の体重を借りに250kgとすると、
118800kg ÷ 250kg = 475.2
つまり、兄貴の家の屋根に475人もの小錦がどっかと腰を下ろしていたようなもんなんだな。
・・・改めて計算すると、すさまぢいな。(^^;
さて、移動距離は厳密に求めようとするとわけわからなくなるので、単純にしてみます。
屋根は半分づつ掘るんですが、手前の方と奥の方では移動距離が異なります。
ということで移動距離はすっげー大雑把ですが屋根の長さの半分とします。
大体片面3mくらいだと思うんで、1.5mとしましょうか。
そうすると仕事量は
118800kg × 1.5m = 178200kgm
ちなみにこのときは、4人で作業しました。(この日は2件分)
つーことは、一人頭の1時間あたりの仕事量は
178200kgm ÷ 4人 = 44550kgm
あと、半日(実質3時間程度)かけてやってたわけですから、1時間あたりの仕事量は
44550kg ÷ 3h = 14850kgm/h
うーん。わかりづらい。(笑)
もうちょい、現実的な数値に落としてみるとしますか。
30kgのお米って結構重いと思うんでけど、それを仮に10mんだ場合で考えてみましょうか。
(他になんかいい例えがあれば、コメントください。)
14850 ÷ 30 ÷ 10m = 49.5 ≒ 50回
ちなみに、作業自体は同じ位の大きさの家2件で大体5時間くらいだったので、
”一日で30kgのお米を10m運ぶのを250回やった。”
ってな具合でしょうかね。
ほんとは”プールで何メートル泳ぐ”とかに変換できれば分かりやすいと思うんですけどね・・・。
でもまぁ、これって結構大変だと思いません?
ちなみに運動としても結構大変だと思います。
久しぶりにやると、全身筋肉痛になりますね。
普段使ってない筋肉使うわけですし。
運動として考えると、以下のような要素があるんではないかと。
・重いものを運ぶ。これだけでも単純にいい運動。
・傾いた屋根の斜面での滑りやすい状況下であるため、バランス感覚も重要。
・スノーダンプの場合、それを振り回すので回転運動も行う。
・息が切れる。たぶん、有酸素運動。
ん?
これって、ダイエットにいいんではないか?
ダイエットに必要な、基本的な運動を押さえているんでは??
ひょっとしてもしかしたら、すごく体にいいのではないんでしょうか?
そうだ!
きっとそうだ!!
つらいだけじゃないんだ!
そうさ。
いいこともあるんだ。アルンダヨ。ゼッタイ!!!
・・・今度やるときは、そう思うようにします。
あと、気持ち的な面から考えてみると。
精神的にも単純作業なため、結構きます。
寒い環境下で、ものすごーく風が吹いていたりすると、くじけそうになります。
んでもって下ろしている最中に、雪なんかが降ってきてさらに積もってきているのをみると、虚しさを感じることもあります。
でもね。
やりたくなかろーが、つらかろーがね。
理不尽だろーが、むなしくなろーが。
やんなきゃ、家つぶれちまうんです。
やんなきゃ、だめなんです。
ボランティアの人達が、「こっちの人達って我慢強いよねー。」っていってました。
なーんとなくですが、こういった環境下で育ってきたからかも知れんなぁと思ったりもしました。
でも、まぁ、地元からするとこれが当然のことなんで、実はあんまり苦に思っていなかったりするんですけどね。(^^;
そんなところで一考。
子供とかに経験学習として、やらせてみたらどうっすかね?
小さい頃にこういったつらくて泣きたくなるようなことを経験させとくと、いろんな意味で強くなると思うんですけど。
でも、危ない作業なんで安易に作業させるわけにもいかないので、結構むずかしいとこもあるな。きっと。
けど、地元も助かるし、子供たち(大人でも)いい経験にもなるし。
スキーとかだけじゃなく、別な方向で冬にも人が呼べるようにしてみたら、いろんな意味でプラスになるとも思うんですけど、どーっすかね?
もちろん、村が復興した後の話になるんですけどね。
と、まぁこのまえ雪堀に言ったときに考えていたことをつらつらと書き連ねてみました。
あー、まとまってねー。(^^;
なんか、雪堀って楽しいぜ!とかってアイデアないっすかね?
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